おすすめ絵本「エナガの一生」 [本]
Amazonを眺めていたら
おすすめで出てきたこの絵本。
「そう言えば前にも誰かが
お勧めと言ってたな、、」
書評を見ると
これは子供にも良さそうだな、、
と注文してみました。
動物写真家 松原卓二さんのエナガの写真を元に
漫画家の萩岩睦美さんが絵を描いたそうです。
私は少女漫画は分からないんですが、
嫁が言うには
萩岩睦美さんは、
昔、「りぼん」で有名な漫画家さんだそうです。
内容はAmazonの書評で分かりますが
一羽のエナガの一生にスポットを当てつつ
自然の過酷さや命の尊さ、
そして死は生へと繋がり、続いていく、、
と言うお話で、
これは子供より大人の方が感動する感じで
お勧めです。
ご一読あれ。
おすすめ本 「オはオオタカのオ」&「ハヤブサ」 [本]
↑2年前に撮った写真ですが・・表紙と似てるので。
図書館に行ったとき、なぜかアウトドアスポーツのコーナーに
こんな本が・・
「オはオオタカのオ (H is for Hawk)」
??パラパラ見ると鷹匠の話のようだが、なんでスポーツコーナー?
借りてみたら面白い。
突然、父を亡くした喪失感を、かねてからの夢であった
オオタカを飼うことで慰めようとする作者。
他を排除した、作者とオオタカ 1対1の生活が始まる。
それが「自分が求めている痛み」であるかのような、
作家「ホワイト」の鷹匠としての挿話と比較しながら物語はすすみ、
作者が「逃げ込む先」と決め込んだ自然の中で
ある種、残酷な「狩る」と言う行為を
愛鷹「メイベル」とともに無慈悲に行いながら、
他人の家禽を襲った時は罪悪感を抱く。
そんな「人」と「自然」の狭間から、
自身とオオタカ、そして自然と人間とのつながりを通して
見失いかけた自分を取り戻してゆく。
という話だが、イギリスの美しい田園風景の描写は素晴らしく
一言一句読み込んで味わおうとすると自然、読む速度も上がらず、
幸い図書館のメンテ期間で、一か月近く借りられたので良かった・・(^-^;
翻訳の方も上手なのかなぁと思う。
自然は、実は全くそれとして存在しているわけではなく
人間の自然への永遠で無垢であるような憧れや思い込みとは裏腹に
人間に影響されて存在している。となると、作者を調べてしまう。
「ヘレン・マクドナルド」
もう一冊あった。
「ハヤブサ その歴史・文化・生態」
これはタイトル通り、ハヤブサの研究本
作者はもともと研究者である。
なぜ現在、ハヤブサは人々から孤高の存在として見られているのか。
人類との長い歴史の中での繋がりや、
人間による自然破壊や化学物質の蔓延による危機からの脱出など
様々な歴史上の参考文献や美術品等も紹介しながら
丁寧に分析している。
この本のおかげで、いつも見るハヤブサを
「ペレグリン・ハヤブサ」
と呼ぶようになってしまった(^-^;
2冊とも、鳥好き・猛禽好きなら読んでおいて損はないと思う。