須賀川市へ「アニメージュとジブリ展」を見に行きました。
もう何十年も前、高校生時代あたりでしょうかね。
やはり「ナウシカ」あたりから読んでいましたね。
 
当時ラジオの虫だった私は、受験勉強しながらラジオを聞きまくっていて
「ペアペアアニメージュ」というラジオも聞いていて、この辺で
最新情報を入手し、学校で自慢してました。
田舎は東京のラジオ局は受信できないのですが、うちの地域は海沿いなので
電波がぎりぎり届いたのであ~る。
入口にはこのように表紙がガラスに貼られています。
 
覚えてないけど持ってたんだろうな。
アニメージュは様々な付録もついていて、結構面白かった記憶がある。
実際、付録も展示されていた。もちろんうちに当時物は残っていないだろうな。
 
アニメ―ジュ自体は「さらば宇宙戦艦ヤマト」あたりから創刊したようですね。
カリオストロの城とか。
 
実物年代ごとに並んでます。
「マクロス」「うる星」その他、ガンダム以降のサンライズロボット物が好きでしたね。
 
展示物はもちろん撮影できませんが、一部ジオラマなどは撮影可能。
ガンダム 大地に立つ
 
黒い三連星
 
ア・バオア・クー攻防戦
 
ラストシューティング
映画のこのシーンのポスターはマジかっこよかったなぁ。
 
風使いの腐海装束
いいですねー。ナウシカの銃いいなぁ。レプリカすごい値段なんですよね。
 
ナウシカ原作2話目にして、宮崎さんが「やめたい」と言い出し大慌て。
絵を見てもらえれば分かりますが書き込みがすごいですよね。
で、仕事が忙しくナウシカに手が回らない。
「鉛筆画ならなんとか」と宮崎さんが言ったので、鉛筆画の原稿をあれやこれやと
苦労して出版してたらしいです。知らなんだ。
おかげであのナウシカ原作の緻密なタッチで、宮崎さんの手書き感が出てるんだろうなぁ。
 
 
朽ちる巨神兵
小さな子供さんが「怖い怖い」と大騒ぎしてましたが、この部屋は暗いしそうかも。
 
最後の巨神兵の映画のシーンは若き庵野秀明さんが原画と聞いてますが、一部展示してありました。
 
しかしナウシカの頃は読者も燃えてたなぁ。それだけアニメージュで盛り上げてたんだけど。
いろんな企画やってましたね。
 
そのなかでもやはり主題歌を歌う「ナウシカガール募集!」
というのがあり、オーディションの結果、
 
これが「安田成美!」
と、なるわけですが、お世辞にも歌が上手とは言えない。
どういう経緯かわかりませんが、主題歌は映画に流れなかったんですよね。たしか・・
 
天空の城ラピュタ
 
このころは大学生でアニメとは無縁状態。
後輩がデートでラピュタを見に行ったと聞いて、
「デートでアニメかー」とちょっと驚きました。
 
その後、ジブリ作品は上手に芸能人を使ったりして宣伝をうまくやりましたねー。
これは数年前、新潟県長岡市へ見に行った「ジブリの大博覧会」の展示の中に
広告関連の苦労がたくさん展示されてた記憶があります。 
 
こちらも商売やってると、どう宣伝しようかと悩んだりしますが、
ジブリ作品の初期も全く同じような感じであれこれやってうまくいかずの繰り返し。
何か共感を覚えました。
 
最終的に有名人をキャストすることで一気に流れが変わったように感じますね。
どんなに宮崎さんを中心にいい作品を作っても、見てもらわなければしょうがない。
知ってもらわなければ意味がない。客が入らなければ次回作は作れない。
 
見てる側からすると、なんでこの俳優使ってんの?声優の方がいいんじゃない?
と思ったりもしましたが、その辺で宮崎さんら監督、プロデューサーの鈴木さん含め、
結果いい選択をしているということなんでしょうね。
 
係員の人が「ここにロボット兵がいるんですよ」と教えてくれた。
小さくて絶対に気づかない。
 
ラピュタで人気になったロボット兵。
みなさんロボット兵・ロボット兵言いますが。
私的には絶対に「ラムダ」の方が好きです!!
 
カリオストロの城のカーチェイスのシーンの原画、細かくて迫力ある。
 
比較的、私より若いお客さんが多い。子連れ親子とか。やっぱジブリなのだな。
 
ここで何かが胸を走る。
子供が知らない物をリアルな絵で教えてくれる大塚康生、
美樹本晴彦の描いたミンメイに、「板野サーカス」の板野一郎、
「ナウシカ」の某シーンでも一目で分かる金田伊功、
「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」の押井守
らんきいざー」は学校のアニメ好き仲間内で暫く流行語になった。
あの時代を思い出す。
 
話をいくらか共有できる嫁が今日はいないのが残念。
二人の高校生の子供はさっさと出て行ってしまった。
 
地域のお店でコラボメニューも。よく見るとなかなか考えてたり苦労が偲ばれます。
 
先に外に出た子供が川沿いの土手で鳥を見ていると言うので行ってみると、
偶然、ハイタカの狩りを間近に見ることが出来た。
 
子供が「こんなの見られるの一生に一度かな?」と聞いてきた。
 
一生に一度ではないと思うが、おそらくこの出来事は一生忘れないでいるかもしれない。
あと何十年か経って、またどこかでジブリ展でもやっていて、
そこに子供と孫が見に行った時、今日のことを思い出してくれたら少しは嬉しい。